【漫画でIT入門】「とあるIT企業の社員活動日誌」第3話「OSって何??」
パソコンを使う人のありそうでなさそうなお話や、
とあるIT企業に務める彼女たちは日々楽しく真面目に業務に励んでいます。その中で、起こったハプニングや困った事などを活動日誌を通して覗き見していきましょう。
OSって何??
「OS」とは「オペレーティングシステム」の略語でありコンピュータを動かすために必要なソフトウェアになります。
普段何気なく使用しているパソコンやスマートフォンですが私達が簡単に使用できる機械には必ずOSが組み込まれています。
役割としてはコンピュータを管理・制御して私達が簡単に端末を操作することが出来るようにするものです。
OSには様々な種類が存在します。
パソコンで使用されるOSでは「Windows」「macOS」「Linux」の3つに大別されます。
スマートフォンでは「iOS」「android」の2つに大別されるでしょう。
その他にも身の回りの家電製品の中には必ず「OS」が組み込まれています。
今回は数多く存在する「OS」の中からパソコンのOS、「Windows」「macOS」「Linux」の3つについて簡単にお話します。
Windowsについて
誰もが一度は必ず耳にしたことがあるはずです。「Windows」。
「Windows」も前述したとおり「OS」の一種になります。開発している会社は「Microsoft社」です。
「MS-DOS」と呼ばれるOSを基本に設計されており、マイクロソフト完全オリジナルのOSになっています。
windows以前ではハイエンドパソコンでしか実現できなかったGUI(グラフィックユーザーインターフェース)を開発。
1995年に発売されたwindows95で爆発的に普及しました。その後はパソコンだけではなく組み込みシステムやスマフォ、サーバ、スパコンなどあらゆる電子機器に搭載されるようになっています。
現在では、Xboxなどゲーム機器にも搭載されており、汎用性が高いOSになっている。
95以前のモデルはGUIが現在のウィンドウズシステムではなくGUIに大きな欠陥がありOSと呼ばれるものではなMS-DOS上で動く単なるアプリケーションに過ぎませんでした。(一般的なパソコンできれいなGUIが搭載されたのは95から)
現在では「Windows10」が最新のOSになっています。
(2021年10月5日追記)2021年10月5日にWindows10の後継に当たるWindows11が一般に向けてリリースされました。
https://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-11
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※【担当者必見】windows10のサポートに関する情報をまとめてみた。
macOSについて
2001年にアップル社が最初の製品を発売した際は「Mac OS X」でした。
その後iphone向けOS「iOS」など他のアップル製品OSの名前と親和性を持たせるために「mac OS」という名称に変更されました。
開発の基本ベースはオープンソースのオペレーティングシステム「Darwin」が使用されており、そのためGUIはUNIX系のLinuxに酷似しています。最近の若いプログラマーはLinuxはmacのパクリと考えている人が多いようですが逆です。macがLinuxに似ているのです。
もともとはアップル社のスティーブジュブズ氏が完全自社開発でOSを作成していたがそのプロジェクトはとん挫してしまいました。
その後は、他社の技術を導入することが決まり、その際windowsも導入検討されていました。
最終的にはジュブズ氏が創業した会社を買収しOS開発部署とし、OSの開発がすすめられました。。
WindowsとmacOSの違いは??
両者のOS共に一般のユーザーが簡単に使用できるOS。
開発当初の各OSの開発コンセプトは「一般の人間でも簡単にパソコンを使うことが出来るように」。
当初の開発コンセプトは両者ともあまり変わりはありませんでした。
しかし、自社開発に成功したマイクロソフト・失敗したアップル。
開発において大きな違いを見せました。
そのためその後のOS開発、強いては端末開発にさえその影響を残しています。
自社開発でOSを完成させたマイクロソフトはそのOSを多くの人間に使用してもらうためにOSのライセンス販売を行い端末開発には専念しませんでした。(むしろ、どの端末でも動く汎用性の高いOSの開発に力を注ぎました。)
逆に自社開発に失敗したアップル社はハードウェアを完全自社開発することで、OSを特化したものに昇華させました。
そのためアイフォン・マックブック・アイパッドはOSとハードの適応性が抜群です。
より多くの人に使ってもらおうとした「Windows」、より使いやすいようにした「macOS」。
2つのOSは偉大なOSでしょう。
Linuxって何??
Windows・macOSは多くの方々が耳にしたことがあると思います。
しかし、「Linux」という言葉を耳にしたことがある方は少ないのではないでしょうか。
「Linux」はオープンソースソフトウェアと呼ばれる物であり、だれでも無料で使用でき、無料で開発を行い事が出来るOSです。
そのため、多くの機器に使用されています。
単に「Linux」と呼ばれていますが誰もが開発を行うことが出来るため「Linux」の中でも様々なOSが存在しています。
「Linux」の強みは自分好みにカスタマイズすることが出来るという点です。そのためある程度プログラミングが出来る人間であれば非常に使いやすいOSになっています。
逆に「Linux」の欠点は多くの機能がコマンド入力によって支えられているという点です。そのためWindowsやmacOSのように使いたいアプリをクリックして簡単に起動することが難しいです。
しかし、現在では簡単に使用できるようにGUIが整備されている物も多く存在しており使いやすOSになってきている。そのため世界に目を向けると一般家庭や企業で採用されている例も多く急成長しています。
日本でも多くの入門書籍が販売されているため古いパソコンで試しで使用するのも良いかもしれません。